近頃では男性の美容意識の高まりから、男性向けの美容情報やスキンケア製品やもたくさん出てきていますね。
スキンケア製品やコスメなども男性向けのものがたくさんあり、コンビニやドラッグストアなどにも並ぶようになり身近になりました。
ただ、今までスキンケアをしてこなかったという男性は、
何を揃えたらいいのか？ 何から始めたらいいのか？と悩むという方もいらっしゃるのではないでしょうか？
そんな方にもわかりやすくスキンケアの基本から見直してみましょう！
なぜ男性もスキンケアが必要なの？
実は男性こそスキンケアが必要と言われています。
その理由は、まずシェービングをする習慣があるから。
角質層や皮脂膜は肌を守ってくれる働きがあるのですが、髭を剃ると髭だけではなく、お肌に必要な角質や皮脂膜まで落としてしまうために乾燥してしまうのです。
また、元々男性の肌は女性の肌より水分量が少なく乾燥しやすいため、化粧水や保湿クリームなどで保湿をしてあげないと水分が逃げやすい男性の肌はより乾燥してしまいますので、しっかりと保湿をしましょう。
なぜ男性の肌は乾燥しているのか？
元々男性の肌の水分量が少ないということは、あまり知られていないのではないでしょうか？
男性の肌の水分量は女性の半分以下なのに、皮脂量は女性の約3倍と圧倒的に多いらしいのです！
個人の肌質にもよりますが、インナードライという状態になりやすく、肌の内部は乾燥しているのに肌の表面はベタつく・・といった悩みをもつ方も多いのではないかと思います。
それは、実は肌が乾燥しているから、必要以上に皮脂が出てベタついてしまうという悪循環になっているのです。
皮脂が出ているために、肌が乾燥しているという実感が低く、保湿やスキンケアをしているという方が少ないのも事実ではないかと感じています。
男性のスキンケア何から始める？
男性もスキンケアをした方がいいというのはわかったけれど、何から揃えたらいいの？何から始めたらいいの？という方もいらっしゃるのではないでしょうか？
スキンケア具体的に何するの？
スキンケアは、女性も男性も基本的には同じです。
- 洗顔・・皮脂や汗などの汚れを落とす。
- 保湿・・洗顔後の清潔な肌に水分や油分を与えて、健康的な肌へ導く。
- 保護する・・肌の乾燥や日焼けから肌を守る。
基本的にはこの3つです。どれかが欠けても肌トラブルの元になってしまいます。
例えば洗顔をしっかりしていても、保湿をしていないと肌が乾燥してトラブルが起こるし、汚れを落とせてないのに保湿だけ頑張ってもダメなのです。
基本のスキンケアとは？
スキンケアをするのに何を揃えたらいいのでしょうか？
- 洗顔・・洗顔フォーム・クレンジング
- 保湿・・化粧水・乳液・美容液・クリーム・オールインワンなど
- 保護する・・UVクリーム・日焼け止め
主にこの3つに分類されます。
正常で健康的な肌状態を保つためには、安定した水分と油分のバランスが大切です。
男性向けと女性向けのスキンケアの違いとは？
男性向けのスキンケア製品が増えてきたとはいえ、まだまだ市場には女性向けのものが多いです。
では、男性が女性向けの製品を使うのはだめなのでしょうか？
例として、メンズ用として出されている化粧水とレディース用との違いについて見てみましょう。
メンズ用化粧水の特徴とは？
メンズ用として出されている化粧水の特徴としては、使用感がさっぱりとしたものが多いです。
女性に比べて肌の水分量が少なく、皮脂が多い男性の肌でもベタつかずに使用できるような成分構成になっています。 主に抗炎症成分や皮脂分泌を抑える成分が含まれており、男性の肌に多い、肌荒れやテカリなどを抑えてくれたり、ニキビなどの肌トラブルのケアができる製品が多く販売されています。
テカリが気になったり、ベタつきが苦手な方はさっぱり系の化粧水がおすすめ。
【さっぱり系に多く含まれている成分】
- グリチルリチン酸ジカリウム・・抗炎症、抗アレルギーなど肌の炎症を抑える効果あり。
- エタノール、アルコール・・収れん作用があり、肌を引き締める。拭き取り化粧水などに含まれ、皮脂や汚れを浮かせて取り除く効果も。使用感さっぱりで爽快感がある。 ただし、敏感肌の方は注意。
レディース用化粧水の特徴とは？
女性向けに出されている化粧水の特徴としては、高保湿でしっとりとした使用感の製品が多いです。
男性よりも皮脂分泌量が少ないので、しっとりと重めのテクスチャーでも肌になじみやすいことが特徴です。
また、敏感肌向けや肌に優しい製品が多かったり、シミ・そばかすを防ぐ”美白ケア”や、シワ対策などの”エイジングケア”などの悩み別に特化した製品も多くあるので、”肌悩み別”で選べる商品が多いというメリットがあります。
女性用の化粧水を使うのはNG？
メンズ向けの化粧水は、男性の肌質を研究して作られています。 先ほどお話ししたように、女性と男性では肌質が異なるためです。
なので、やはりできればメンズ用を使うのがベストではないかと思います。
ただ、肌質にも個人差がありますので、元々乾燥肌の方や乾燥が気になる季節はしっとりする女性用を使うなど、うまく使いわけするといいのではないでしょうか？
また、肌悩みや目的によって選ぶのも一つです。
例えば、シミやそばかすが気になるという方は美白に特化した化粧品。 ハリを出したいなど年齢に応じたスキンケアをしたいという方はエイジングケアの化粧品。
など、美容効果を求める場合は女性用の方が選べる製品も多いのでチェックしてみてください。
メンズのスキンケアの順番【洗顔→保湿→保護する】
洗顔
洗顔は、スキンケアの基本となります。
洗顔の手順
1. 準備
- まず、洗顔をする前に手を洗います。 手洗いをしっかりやっておくことで、泡立ちも変わってきます。
- ぬるま湯で肌を濡らします。温度は32～34℃ぐらいがベスト。手にかけて少し冷たいかなと思うくらいの温度です。 この予洗いにより肌表面の皮脂や汚れを落としてくれて、洗顔料で汚れが落ちやすくなります。
2. 洗顔料の準備
- 適量の洗顔料を手のひらに取ります。商品によっても変わりますが、フォームタイプなら1回約２〜３cmが目安。
- 泡立てながら数回に分けて少しずつ水を足します。
- 泡立ては手のひらを逆さにしても泡が垂れてこないくらいがベスト。
- 泡立てが面倒だったり、難しい場合には泡立てネットなどを使用しましょう。
3. 洗顔
- 顔全体を優しくマッサージするようになじませます。
- 顔の内側から外側に向かい、手のひらをくるくると動かすように。Tゾーンは丁寧に。
- 泡のクッションで洗うイメージで優しく洗いましょう。
- 強くこすったり摩擦を加えると肌を傷つける可能性があるので、力を入れないこと！
4. 洗い流し
- ぬるま湯で洗顔料を丁寧に洗い流します。残留した洗顔料が肌に残ると、肌トラブルの原因になることがあるので、十分に流します。
- 温度は予洗いと同様に32～34℃ぐらいのぬるま湯で。温度が熱すぎると肌の必要な油分まで流れてしまい肌が乾燥します。
- できるだけシャワーを直接顔に当てないように。肌への刺激になります。
5. タオルでパッティング
- 顔を洗った後は、タオルで顔をやさしくパッティングして水分を取り除きます。
- こすらずに押さえるようにすることで、肌への負担を軽減。
保湿
洗顔で肌を清潔にした後は、できるだけ早く保湿をしてあげましょう。
化粧水は肌の角質層への水分を与えてくれる働きがあり、乳液・クリームには化粧水で与えた水分をつなぎとめ、保湿力を持続させたり、肌を柔らかくしてくれるという働きがあります。
ベタつきが気になるという方は、さっぱり系の乳液を使うことをおすすめします。
1. 化粧水
- 化粧水で肌にたっぷり水分を与えます。商品によって違いはありますが、500円玉くらいの量を目安に。
- 肌にまんべんなくつけたら、ハンドプレスで肌を抑えることで浸透力が上がります。
2. 乳液・クリーム
- 化粧水で肌に与えた水分を閉じ込める働きがあります。
- 乳液とクリームの違いは、水分と油分の割合。乳液の方クリームに比べて水分量が多いのでさっぱりしています。季節や肌の状態で選んでください。
- 乾燥が気になる部分には重ね付けを。
保護する
肌を清潔にして保湿したあとは、肌を保護するというステップになります。
主に日中、紫外線対策としてUVクリームや日焼け止めをすることで肌を紫外線から守ります。
紫外線にさらされていると日焼けはもちろん、シミやしわ、ひどくなると炎症を起こしたり、乾燥したりと肌のダメージを引き起こします。
UVケアの商品は、クリームや乳液タイプ、スプレーなど様々な製品がありますので、用途に合わせて選んでみてくださいね。
日焼け止めについてまとめた記事もあるのでご参考にしてみてください。
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