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足の裏に魚の目が出来たとき、ハンドクリームは効くのでしょうか?
唐突ですが、誰もが一度は考えそうなことです。効果があるのかを考えていきます。
答えはNO。魚の目には治す仕組みがあります
魚の目・たこ、といった皮膚のトラブルは、圧迫や摩擦刺激に対する防御反応です。
いつも同じ場所に圧力や刺激が加わり続けると、皮膚がその部分を護ろうとして角質を厚く、硬くしていきます。
その結果、魚の目やたこが発生します。
たこは皮膚の表面が厚く、硬くなり、魚の目はその内部に芯が存在し皮膚の深いところまで達して痛みを伴います。
つまり、魚の目とたこは、正しく健康な角質の上に厚い角質がのっかっている状態なので、それを引きはがすことで治療が可能です。
健康な角質と厚い角質は接着剤のような素材でくっついているため、ここを引きはがすことで簡単にとることができます。
もし魚の目の治療を考える場合には、ハンドクリームではなく、角質の接着剤をはがす成分が含まれた専用の商品を使用しましょう。
高機能ハンドクリームで偶然治るかもしれない
魚の目やたこを治すためには、正常な角質と厚い角質を離すという話をしました。
皮膚は常に新しいものが中から外へ向かって成長を続けています。
正しいケアをしていれば、もしかしたらその一連の流れの中で魚の目が自然と治ることがあるかもしれません。
しかし、それらができる原因は外的要因によるものが大きいため、根治を目指す場合には正しい治療とその原因を取り除くことが重要です。