こんにちは。
みなさんは洗顔料を選ぶ時は何に気をつけて選んでますか?
洗顔料も化粧水やクリームなどのスキンケアと同様に、肌タイプや目的に応じた製品を選ぶことが大切です。
洗顔料には様々な種類の洗顔料がありますが、それぞれ特徴があり、使用するシーンや肌質、肌の状態によって使い分けると効果的です。
他にもある洗顔料の種類、その違いや選び方を説明したいと思います。
洗顔料って何種類あるの?
洗顔は余分な皮脂や肌の汚れを落として、肌を清潔に保つためのケアで、スキンケアの基本となります。
朝と晩、1日2回洗顔すると、1年間で730回も洗顔をする計算になります。 その回数肌に使うもの。自分の肌に合った洗顔料で正しく洗顔したいですよね。
洗顔料は、肌質や肌の悩みに合わせて様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
その種類や違いについてご紹介していきます。
洗顔料の種類
”洗顔料”と一言で言っても、日常的に毎日使う洗顔料、角質除去のためにスペシャルケアとして使う洗顔料と様々な種類がありますよね。
代表的な洗顔料には次のような種類があります。
- フォームタイプ
- 泡タイプ
- ジェルタイプ
- 固形石鹸
- パウダータイプ
- スクラブタイプ
製品にもよりますが、主に日常的に使う洗顔料、スペシャルケアとして使う洗顔料は下記のように分けられます。
日常使いの洗顔料
- フォームタイプ
- 泡タイプ
- ジェルタイプ
- 固形石鹸
スペシャルケアとして使う洗顔料
- パウダータイプ
- スクラブタイプ
- ピーリングタイプ
では、それぞれの洗顔料の特徴にはどのような違いがあるのでしょうか?
チェックしていきましょう。
洗顔料の特徴
毎日使う洗顔料。種類もたくさんあるので、どのタイプが自分に合っているのか? 知っておくことはとても大事ですよね。
先ほどあげた洗顔料のそれぞれの違いと特徴について見ていきましょう。
フォームタイプ
洗顔料といえば、フォームタイプを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
チューブの容器に入っている洗顔料が一般的で、保管や管理もしやすいです。
肌に優しい成分のものから、合成界面活性剤を使用したものまで、肌タイプなどに合わせて幅広く様々な種類があるので、たくさんの種類の中から選べるのが特徴的。
洗浄力やスクラブ入りのものなど、肌タイプや肌悩みから選ぶことができます。
手に入れやすい価格帯のものも多いのですが、敏感肌や乾燥肌の方には刺激が強いものもあるので、肌悩みがある方は成分表示を見て、肌に優しい成分のものを選びましょう。
泡タイプ
泡タイプは、ポンプからそのまま泡で出てきてくれるので、泡立てる手間がいらないのが1番の特徴です。
泡のタイプも様々で、軽いものから濃厚なタイプまで色々あります。
何より1番は手軽に使えること。 きめ細かな泡の状態で出てきてすぐ使えるので、忙しい朝やとにかく時短をしたい時にはとても便利です。
泡タイプのデメリットとしては、手軽に使えるのですが、価格は割高になることと、洗浄力の強い合成界面活性剤が使われていることが多く、肌への大きな刺激になります。 こちらも敏感肌の方は注意しましょう。
ジェルタイプ
ジェルも泡立てる必要がなく、なめらかなテクスチャーで汚れを落としてくれるタイプ。
角質除去成分が入っていたり、保湿成分が入っていて潤いを残しながら洗い上げてくれたりと様々な種類のものが増えて注目されています。
厚みのあるジェルがクッションとなるので、摩擦が少なく肌への負担が少ないことがメリット。
ただ、使用量が少ないと肌への摩擦が気になるので、しっかりと適量を使用しましょう。
またテクスチャーが重めなので、洗い残しをしやすいというデメリットがあります。 洗い残しがないようにしっかりとすすぎをしてから、最後に肌を触って確認するようにしてくださいね。
固形石鹸タイプ
石鹸タイプのみ固形のタイプになります。
洗顔石鹸は、入っている成分数が少なく添加物も少ないので低刺激ながら、洗浄力は優れていることが一番の特徴です。
肌にやさしいイメージがある固形石鹸ですが、入っている成分によって洗浄力が強いタイプもあるので、低刺激とはいっても人によってはつっぱりを感じる製品もあります。
また入っている成分も、ピーリング成分や殺菌成分など様々な種類があります。 肌質によって、適切なスキンケアが異なるので、ニキビ予防や肌のくすみ・ごわつき、毛穴汚れなど、肌悩み別で成分を見て選ぶようにしましょう。
敏感肌の方や自然派の方は、パーム油やオリーブ油などからできているもの、精油が入っているものから選ぶと刺激は少ないです。
ただし、無添加と謳っているものでも、防腐剤の代わりとなる成分が高濃度で入っていることで肌の負担となる場合も。 無添加だからと言って自分に合うというわけではないので、自分の肌に合うものを見極めるようにしましょう。
また、固形石鹸は保管方法が大切です。 水をしっかり切って湿気がたまらないように清潔にして保管できるようにしてください。
パウダータイプ
パウダータイプは水分を含まない粉状の洗顔料です。
使うときに水を含ませて泡立てて使用するので、清潔に使えること、また水分を含んだ洗顔料に必要な防腐剤などの添加物がパウダータイプには入っていない点が特徴です。
小鼻の黒ずみや角栓など、毛穴の汚れが気になるという方には酵素の力で汚れを落としてくれるので、肌に優しく角質除去をしてくれます。
ただ、パウダータイプの洗顔料は、元々水分を含んでいないので泡立てるのが難しいです。 酵素の力で角質を除去したり余分な皮脂を落としてくれるので、使用する前にしっかりと泡立てる必要があります。
酵素洗顔は、スペシャルケアとして週1〜2回、製品の容量を守って使用するようにしましょう。
目の周りや皮膚が薄いところは刺激になる場合もあるので、特に敏感肌の方などは目の周りを避けるなど注意して使用してくださいね。
スクラブタイプ
スクラブタイプは、フォームタイプやジェルタイプの洗顔料にマイクロビーズと言われるプラスチックや、植物の種子など様々な素材のスクラブが角質除去の目的で配合されている洗顔料です。
スクラブの力で角質を落としてくれるので、洗浄力が高く、洗い上がりはさっぱり、肌もツルツルに。
ただし、洗浄力が高い分、肌への刺激や負担が大きいです。
週1〜2回、ここぞという時のスペシャルケアとして使うようにしましょう。
ピーリングタイプ
ピーリングタイプとは、フルーツ酸と言われるAHAや、角質+皮脂も溶かすBHAといった成分が配合されていて、その酸性の成分で肌の角質を溶かして、なめらかに肌を整える洗顔料です。
フォームタイプやジェル状、石鹸、泡タイプなど様々なタイプがあります。
ピーリングは、肌のくすみやごわつき、毛穴の汚れといった悩みがあるときに使用すると、 角質除去成分が角質や皮脂を取り除いてくれるので、肌がツルツルとなめらかな肌触りになりメイクのりも良くなります。
使用感がわかりやすいので、ついつい使いたくなりますが、ピーリングは不要な角質や皮脂と一緒に、まだ健康で必要な角質や皮脂も溶かし、洗い流してしまいます。
そのため、使い続けると皮膚自体が薄くなってしまうので、敏感肌や乾燥肌の原因になってしまうこともあるので、必ず容量・回数を守ること、また保湿はしっかりと行うようにしましょう。
角質除去できる洗顔料は使った方がいいの?
毎日洗顔してるし、角質除去って必要なの?と思いませんか?
実は、毎日洗顔していても、角質除去の洗顔料(スクラブやピーリング剤など)を定期的に使うことは、スキンケアに役立つことがあります。
その反面、デメリットもあるので、肌質やその時々の肌状態を見ながら使用しましょう。
角質除去できる洗顔料を使う役割
角質除去の洗顔料を使う役割についてお伝えしていきます。
角質除去ができる洗顔料は、肌表面の古い角質や不要な皮脂、汚れを物理的または化学的に取り除くことで、次のような効果があります。
角質除去の洗顔料を使うメリット
- 肌のザラザラ感やくすみをとる
ザラザラの原因となっていた角質を溶かしてくれるので、肌がツルツルになり、くすみが取れて明るくなります。
- ターンオーバーの促進
古い角質を取り除くことで、肌の新陳代謝を促進し、明るく滑らかな肌を保つ手助けになります。
- 毛穴のケア
毛穴に詰まった汚れや皮脂を除去することで、ニキビや黒ずみの予防に役立ちます。
- スキンケア成分の浸透促進
古い角質が取り除かれることで、化粧水や美容液の有効成分が肌に浸透しやすくなります。
毎日の洗顔と角質除去のバランス
毎日の洗顔は、日々の汚れやメイクを落とすために必要ですが、角質除去洗顔料を毎日使うことは推奨されません。 理由は以下の通りです。
- 過剰な角質除去は逆効果
毎日使用すると、肌のバリア機能が損なわれ、乾燥や炎症、敏感肌の原因になります。
- 肌のタイプに応じた頻度
乾燥肌や敏感肌の場合、角質除去は週に1回程度が適しています。オイリー肌や混合肌の場合は週に2〜3回が目安。
使い方のポイント
- スクラブ入り洗顔料
マイクロビーズや、植物の種などの細かい粒子(スクラブ)が含まれる洗顔料。 物理的にスクラブで角質や汚れを落とします。
- 肌のザラザラした汚れ
- 毛穴に詰まった皮脂や黒ずみ
上記のような悩みがある方向けですが、肌に必要な角質まで剥がすことになるので、肌には見えない細かな傷がつき、肌には大きな負担となってしまいます。
- ピーリング
AHAやBHA配合のものを指します。 これは、グリコール酸や乳酸などの「酸」のことで、日常のクレンジングや洗顔では落ちなくなってしまった、ゴワゴワと厚くなった角質や毛穴に酸化して詰まってしまった角栓などを溶かす働きがあります。
- 毛穴の角栓が気になる方
- ニキビ肌の方
上記の方には向いていますが、「酸」なので、適切に使用しないとかゆみや乾燥などの肌トラブルにつながるので注意が必要です。
使う濃度と肌質に合わせて、使用頻度も守って使用するようにしましょう。
- 酵素洗顔
酵素洗顔とは、たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ) や、皮脂分解酵素(リパーゼ)などが含まれており、 洗顔料のパウダータイプが多いですが、手軽に日常的に使いやすいフォームタイプもあります。
酵素には、様々な種類がありますが、主にたんぱく質や脂肪(皮脂)を分解する作用があります。
その酵素の力を使って、普通のクレンジングや石鹸では落ちない、古くなった角質や角栓といったたんぱく質や皮脂の汚れを柔らかくして落としやすくしてくれます。
たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)
- 肌のざらつき・ごわつき
- 毛穴詰まり
皮脂分解酵素(リパーゼ)
- 皮脂の多い脂性肌・ニキビ肌の方
- 毛穴詰まり
スクラブ入り洗顔料やピーリングに比べると比較的肌にやさしいのですが、両者と同じく使用頻度は守って使用しましょう。
まとめ
毎日使う洗顔料。洗顔料には、様々な種類があるので、肌質や肌悩みに合わせて選ぶのがいいですね。
日常使いの洗顔料では落としきれない角質や角栓などのたんぱく質や皮脂の蓄積した汚れもあるので、 肌悩みに合わせて定期的にスペシャルケアとして角質除去ができる洗顔料も取り入れて見てくださいね。