こんにちは!5月に入って日差しが気になる季節になってきましたね。
でもまだ夏じゃないし、紫外線対策は夏に!と思っていませんか? 紫外線は年中降り注いでいますが、実は春先3月頃から急激に増え始めます。
紫外線は、日焼けはもちろん、シミそばかす、シワなど肌の不調の原因に。
肌の健康を守るために、紫外線対策は非常に重要なんです。 ここでは、紫外線に関する基礎知識と効果的な対策についてご紹介します。
紫外線とは?
紫外線は、太陽から地球に送られる放射線の一種です。
主にUVA、UVB、UVCの3種類に分かれますが、地球の大気中でUVCはほぼ完全に吸収されるため、私たちが直接的に浴びて影響を受けるのは、UV-A(A紫外線)とUV-B(B紫外線)の2種類です。
紫外線は気温や天候、季節に関係なく、一年中降り注いでいます。
- UV-A: 長波長の紫外線で、肌の奥深くまで到達し、シワやたるみの原因となることがあります。
- UV-B: 短波長の紫外線で、主に表皮に影響を与え、日焼けや肌の赤み・炎症を引き起こすことがあります。
紫外線(UV-B)の肌への影響
紫外線UV-Bは4〜9月の夏の時期が最も量が多くなります。 「レジャー紫外線」とも呼ばれます。
主に肌表面(表皮)にダメージを与えて、赤く炎症させたり、日焼けして黒くなったりするのはUV-Bの影響です。
いわゆる通常の日焼けの状態。
UV-Bはメラノサイトと呼ばれる細胞を刺激し、メラニン色素の生成を促進します。 これが肌が日焼けして茶色くなるメカニズムです。
紫外線(UV-A)の肌への影響
UV-Aは、紫外線の中で最も波長が長く、表皮を通り越して肌の深部(真皮層)まで到達して肌に影響を与えます。
すぐに肌を黒くさせて、時間をかけてハリや弾力のもととなる線維細胞を破壊して、シミやシワの原因をつくります。
「生活紫外線」と呼ばれるUVA派は、UVB波の20倍以上も常時降り注いでいるといわれています。 オゾン層も通り抜けやすく、地表に届く紫外線の95%がUVA派だそう!
そのためじわじわと肌の奥深くまで浸透し、さまざまな影響を与えるのです。
天気や場所によっての紫外線量は違うの?
■天気による紫外線の量は?
何となく、雨の日は紫外線対策はしなくてもいいかな?と思っていませんか?
実は、雨の日でも20%〜30%、曇りの日でも、快晴の50~60%の紫外線が降り注いでいます。
天候に関係なく紫外線対策をしましょう!
■紫外線量は場所によっても違うの?
太陽から降り注ぐ直接の紫外線と、反射紫外線という地面や海面などからの反射する紫外線を受けていることも意外と多いんです。
プールや海辺で水に反射する紫外線や、冬場のスキー場での雪に反射する紫外線も要注意!
また、紫外線は室内や車内でもガラス窓を通過しますので、室内で過ごす際にも紫外線対策はしっかりしましょう。
日焼け止めのSPF、PAはどう選べばいい?
■SPF値とは?
SPFは、UV-Bからどれだけ肌を保護できるかを示す数値。 UV-Bによる日焼けをどのくらい遅れさせることができるのかを表す数値です。
例えば、SPF 30の日焼け止めは、日焼けまでの時間を通常の肌に比べて30倍長くする効果があるとされます。
(例)SPF 30×30分=900分
理論上では、30分日に当たる時に SPF 30の日焼け止めをつけた場合、900分遅らせる効果があるということです。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個々の肌のタイプや状態、紫外線の強さ、日焼け止めの塗布量や塗り方などによって効果は異なります。
SPFの目安としては以下のようになります。
- SPF 15~30: 日常的な屋外活動や通勤・通学などの場合に適しています。
- SPF 30以上~50: アウトドアでの長時間の活動や海や山など強い紫外線がある環境での使用が適しています。
- SPF 50以上: 特に日焼けを避けたい場合や、皮膚が敏感な場合にお勧めです。
■PA値とは?
PAは、肌を紫外線UV-Aからどれだけ保護できるかを示す指標。
UVAは肌の奥深くまで到達し、シワやたるみ、シミの原因となることから、これに対する保護となります。
PAは一般的に「PA+」、「PA++」、「PA+++」などの形式で表示されます。 数字が多いほどUVAからの保護力が高いことを示します。
- PA+: UVAからの保護効果がある
- PA++: かなり効果がある
- PA+++: 非常に効果がある
- PA++++:非常に高い保護効果を持ち、UVAからの保護が強力であることを示します。
効果的に紫外線対策をするには?
日焼け止めのSPF(Sun Protection Factor)とPAはそれぞれ異なる紫外線への保護力を示す指標であり、両方とも適切に選んで使用することが、効果的な紫外線対策のために重要です。
SPF・PAの表示はあくまでも目安なので、使用する場面や紫外線に対する個人の肌のタイプや状態、紫外線の強さ、日焼け止めの塗布量や塗り方などによっても効果は異なります。
また、時間が経つと効果が薄くなるので、定期的に塗り直しをすることが大切です。
肌の影響を軽減するためには、日常的な紫外線対策が重要です。 適切な日焼け止めの使用や帽子、サングラスの着用、遮光効果のある衣類の利用などが有効です。
まとめ
紫外線は肌の老化に直接つながります。 だからこそ、対策することがかなり重要ですね!
汗や皮脂の状態でも日焼け止めの効果が変わるので、こまめに塗り直すことも大切。
私も室内や車内でも気を抜かずにしっかり紫外線対策をしようと思います。