手が乾燥したときに使用するハンドクリームですが、1日に何回くらい塗ったらよいのでしょうか。
朝起きて、午前中のお仕事中に1回、午後お昼を食べた後に1回、夕食後の水仕事のあとに1回、お風呂に入って寝る前に1回・・・
節々で使うタイミングがあると思いますが、どのくらいの頻度が良い使いかたなのでしょうか。
ハンドクリームの目的によって変わってくる
ハンドクリームにはいくつか方向性があります。
- 水分を逃がさない
- 油分を補充する
- 皮膚をやわらかくする
ざっくり3つくらい挙げてみました。
水分を逃がさない・油分を補充するはこまめに
水分を逃がさない、油分を補充するというタイプのハンドクリームは少量をなるべく多くの頻度にわたって使ってあげると良いでしょう。
皮膚には保持できる水分量の限界があるので、たっぷり塗ったからと言っていくらでも水分をため込むわけでもありません。
どうように乾燥を防ぐために一度塗ったとしても、塗りむらが発生してしまうとそこから乾燥が始まります。
皮脂を柔らかくするものは塗った場所をなるべく維持
角質を柔らかくするような成分が入っている場合には、なるべく成分が同じ場所に留まるように気を付ける必要があります。
人間の皮膚は外敵から身を守る役目を持ったつくりであるため、外からの成分が入りにくいようになっています。
ハンドクリーム成分が浸透しやすいようにできているとはいえ、じっくりと成分が行き渡るまではクリームがその場に留まるようにしたほうが良いと考えます。
頻度よりも、1回の量、その後のケアのほうが重要と考えます。
ハンドクリームがはがれてしまう原因は
ハンドクリームは薄い膜で、皮膚はぼこぼこしていると想像してみてください。
保湿や補給系のハンドクリームの場合には、ぼこぼこした皮膚に薄い膜を張ったと考えます。
膜が乗っている部分はハンドクリームの効果が持続すると考えたとき、どんな時に膜がはがれてしまうでしょうか。
- 水で洗い流したとき
- 擦って落としたとき
- 皮膚が運動などによって動いたとき
- 汗などを拭ったとき
これらの刺激によって膜が剥がれ落ちるため、これに関連するときがハンドクリームを塗り足す必要のあるタイミングになります。
いくら何でもそんなに塗ることができない、という場合には、皮脂を取り去ってしまうタイミングが補充のタイミングです。
アルコールの消毒や、石鹸などで洗った後がそれにあたります。
アルコールや石鹸は手の汚れとともに手の皮脂も一緒に洗い流してしまうので、このタイミングではハンドクリームを少し補充してあげたいタイミングだと考えます。